どうしてお酒を飲むと眠くなるの? 実は危険な「飲酒と睡眠」

67,063 views

成人のみなさん!お酒を飲んでいる時、急に眠くなることはないでしょうか?

眠るつもりはなくてもついついウトウト…。

決してあなたの上司の話がつまらないからではありません!
飲酒と睡眠には深い関係があるのです。

せっかくの飲み会で眠るなんてもったいないですよね。
飲み会は、最後まで楽しめた方が得です。

ここでは、どうしてお酒を飲むと眠くなるのか、また、その対策についてご説明いたします。

眠くなるのはお酒に弱い証拠?

「酔う」とは

吐く男
「もう二度と酒は飲まないっ!!」
飲み屋のトイレの個室にこもって、そう後悔した人は多いのではないでしょうか?

飲み過ぎたらいけないと頭では分かっていても、ついつい飲み過ぎている現実…。
しかも、久しぶりに古い友人に会ったら、いつもよりお酒は進みますよね。


さて、そもそもお酒を飲んで酔うとは、どんな状況なのでしょうか?

お酒に含まれるアルコールは、血液に溶け込んだ後、脳に運ばれ、脳を麻痺させます。
この麻痺こそが酔いと呼ばれるものです。

酔いの段階はアルコールの血中濃度によって変化します。
アルコールを摂取すればするほど、脳の麻痺は進み、酔いも進むのです。

なんで眠くなるの?

人が集まって宴会をすれば、終盤にはたいてい誰かは寝ています。

また、楽しい飲み会なのにだんだん瞼が重くなってくることも…。
それが会社の飲み会だったら気合で起きてるしかないですよね。

どうしてお酒を飲むと眠くなるのでしょう。
お酒を飲んで眠くなる原因は以下のように考えられます。

リラックス効果

ビールを飲むおじいさん
アルコールは脳や神経の働きをを抑制させます。
その時、脳はリラックス状態に近いのです。
また、アルコールは脳内にセロトニンという脳内物質を分泌させます。
セロトニンは、不安や恐怖といった感情を抑え、気持ちを沈静化させます。
ストレスを抑える効果もあります。
このように、アルコールの摂取によってリラックス状態が作られ、眠気を誘うのです。

体温低下

眠る女
アルコールには体温を下げる作用があります。
お酒の飲み始めは体温が上昇し、血管が拡張して顔が火照ります。
しかし、拡張した血管からは体の熱が逃げやすいため、次第に体温は低下します。
人は眠りにつくとき、脳や臓器を休めるため、体温が低下します。(熱を放出しているので手足の温度は上がります)
脳は、アルコールによる体温低下によっても、眠る準備をはじめてしまうのです。

脳の活動の低下

昏睡状態の男
大量のアルコールの摂取は脳の活動を低下させ、意識までも奪う場合もあります
一見、アルコールの催眠作用ともとれますが、アルコールの過剰摂取による睡眠は、寝つきとしては最悪の状態です。なぜなら脱水症状などの危険な状態に気づかないまま寝てしまうからです。
最悪、命を失う場合もあります。

お酒に弱いと眠くなりやすい?

酔っ払いお兄さん
睡眠を促すお酒ですが、どんな人が眠くなりやすいのでしょうか?

お酒に弱いとは、体内のアルコールを分解する能力が低いということです。
アルコールの分解にはアセトアルデヒド脱水素酵素という酵素が必要です。
この酵素が少ないと、分解能力が低く、「お酒に弱い」ということになります。

お酒に弱いと血液中のアルコール濃度が高くなります。
この分解できていないアルコールは眠気をもたらす原因になるため、お酒に弱いと眠くなりやすいというわけです。

就寝前のお酒は危険!

寝酒はかえって不眠症の原因になるかも!?

ナイトキャップ
さて、眠気をもたらしてくれるお酒ですが、その効果を利用し、よく眠るためにお酒を飲む人がいます。
ナイトキャップという就寝前の飲酒は、一時期、快眠法として注目されていました
ベッドで強い度数の酒を流し込む…。
なんだか映画みたいで、憧れた人もいたのではないでしょうか?

しかし、ナイトキャップは、実は危険であることが明らかになりました。

飲酒は、少量であれば、確かに寝つきはよくなります。
みなさんも風呂上がりの一杯で、気持ち良く布団にもぐりこんだことはあるでしょう。

しかし、お酒を分解するために、眠っていても肝臓は激しく活動します。

また、体内のアルコールの分解には3時間ほどかかります。
分解されると、アルコールはアセトアルデヒドという有害物質に変化します。
このアセトアルデヒドは交感神経を刺激し、体を覚醒状態にしてしまいます。

気持ち良く眠りにつけても、実は、身体は休んでいないのです。

最悪の場合、不眠症になってしまうので、注意しなければなりません。

お酒で「熟睡」はできません。
毎日晩酌をしてたなんて方はびっくりしているのではないでしょうか?

どうしたら眠くならない?

自分の飲む量を管理する

ビールを飲みながら考える人
眠くなるということは、体が摂取したアルコールを処理できていない証拠です。
すぐに眠気がきてしまうというような方は、アルコールの摂取をもう少し控える必要があります。

お酒に弱いのは「体質」なので、改善することはできません。

まずは、自分が飲める量をしっかり把握することで、あの耐え難い眠気を回避できます。

飲み会ですぐに眠ってしまう方は、飲む量、飲み方、ペースを工夫してはいかがでしょうか?

こまめな水分補給!

お冷
周りがどんどんお酒を飲んでいるからといって、自分も合わせる必要はないのです。
こまめに水やお茶を頼んで、水分補給をしましょう。

お酒と「同量」の水やお茶を飲むと、アルコールは尿に分解しやすくなります。
いつもお水は最後にしか頼まないというような方は、序盤からもお冷を頼んでみてはいかがでしょうか?

上手な水分補給で酔いが回るのを遅くできれば、眠くなりにくくなります。

空腹時にはアルコールを飲まない

宴会での乾杯
胃が空っぽだとアルコールの吸収速度は早まり、酔いは早くなります。
空腹状態の飲み会で、一発目にビールなんて経験ありませんか?
一杯で眠くなってしまう人は、空腹状態の飲酒が原因かもしれません。

飲み会前に軽食を挟んだり、お通しや小料理を上手く利用できれば、空っぽの胃にアルコールを流し込まなくてすみます。

酔い防止に効果的な食品

しじみ

しじみ汁
しじみ汁は二日酔い対策として有名ですね。
しじみの成分のひとつであるオルニチンというアミノ酸は肝機能を正常に保つ働きがあります。また、体内の解毒作用あります。
しじみにはオルニチンが大量に含まれています。
とても酔い防止に効果が期待できる食品ですね。
調理が面倒という方には、手軽にオルニチンが摂取できる「DHC オルニチン 20日分 100粒」というサプリメントがあります。

DHC オルニチン 20日分 100粒

日頃からの酔い止め防止に!

Amazonで購入する!

ウコン

ウコン
また、酔い防止の代表的なものにウコンがあります。
飲酒とウコンはワンセットだと考える人も多いかもしれません。
ウコンはアルコールを分解してくれる働きがあります。
有名な「ウコンの力」やコストパフォーマンスに優れた「琉球ウコンハーフパック」といったサプリメント等が販売されています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。

ツッコミや会話に専念!

飲み会を楽しむ男女
「そうはいっても酔うものは酔う!体質だもの!」
お酒が弱い方は、「飲まない」というものも重要な選択肢です。

しかし、飲み会でお酒を飲まないなんて、ちょっと手持ち無沙汰な気がしますよね。
かえって暇で寝てしまうかもしれません。

そんな時は、ツッコミを入れたり、はしゃいだり、会話に積極的に参加しましょう。
会話をすることで、覚醒状態でいられます。

また、気分良く話している人にとっては、「相槌」や「反応」はとてもうれしいものです。
積極的に会話に参加できる人物であれば、自ら飲まなくても、飲み会の人気者になれるかもしれません。

まとめ

いかかでしたでしょうか。

「飲んだら眠くなる」という当たり前のようなことですが、意外とその仕組みはわからないものでしたね。

大切なことは、自分の飲める量を自覚することです。
飲める量は個人差があり、それを増やすことはできません。

そのうえで、自分にあった飲み方、楽しみ方をすることで、つい眠ってしまうというようなことはなくなります。

飲み会は、人と人との親睦を深める良い機会です。
飲み過ぎだけには気を付けて、飲み会を楽しみましょう。



スポンサーリンク

-健康管理, 病気

2017/10/17