かゆい肌なんてもう嫌!乾燥肌に効く食材で潤い肌を目指しませんか?

「掻きすぎて荒れた肌を見せたくない…」そんな乾燥肌さんに効く食材を紹介します。
目次
カサカサにヒリヒリ…悩みが尽きない「乾燥肌」
女性にとってお肌の悩みは尽きないものですよね。
その中で「乾燥肌」にお悩みの方も多くいるとおもいます。
「肌がカサカサでファンデーションがうまく伸びない」
「肌が荒れるのはわかっていても痒さに負けて掻きむしってしまう…」
「乾燥で荒れてしまった肌なんて人に見せることができない…」
私も乾燥肌であり、みなさんと同じような悩みを抱えています。乾燥肌の人は乾燥してかゆみが出るとつい肌を掻いてしまいがちですよね。
一度掻いてしまうと、かゆみの元となる「ヒスタミン」を誘発してしまい、どんどんかゆくなる、ということもしょっちゅうです。
しかし、かゆいからといって肌を掻いてしまうと、どんどん肌が乾燥する悪循環に。
では、どうやって乾燥肌を改善させていけばいいのでしょうか?
乾燥肌を防ぐためには?
多くの方は「保湿クリーム」や「化粧水」などのスキンケア製品にすぐ手を出します。
しかし、その前にすこし思い出してほしいことがあるのです。
あなたは昨日、何を食べて過ごしましたか?
ダイエットによる食事制限や、ファストフードなど偏った食生活を送ってはいないでしょうか?
肌の元をつくるものは「栄養」つまり「食事」です。偏った食事をしていれば自然と肌の新陳代謝を阻害し、乾燥肌へとつながっていきます。
普段の食事を思い出し、乾燥肌に配慮したバランスのよい食事をはじめてみませんか?
肌に必要な栄養素たち
肌の保湿は、角質層のセラミドをはじめとした「細胞間脂質」、NMFといわれる「天然保湿因子」、「皮脂膜」が担っています。
また、肌は「ターンオーバー」といわれる再生を繰り返して常に生まれ変わっており、そのサイクルが正常でなくなると、乾燥肌をはじめとした肌トラブルを引き起こすといわれています。
では、この肌の保湿やターンオーバーに必要な栄養素を紹介していきたいと思います。
タンパク質
先程肌の保湿を担っていると述べた「細胞間脂質」と「天然保湿因子」は肌の再生サイクルである「ターンオーバー」をしている間に生成されます。
そして、この「ターンオーバー」に必要な、人間の身体と皮膚の元になるものがタンパク質です。
そのため、タンパク質不足によってターンオーバーが乱れると、肌の角質層内にある細胞間脂質の量が減り、乾燥しやすい肌になってしまいます。
また、天然保湿因子はアミノ酸類をもとにつくられると言われています。このアミノ酸をつくる元はタンパク質なのです。
これらのことから、タンパク質は人間の肌にとって欠かせない大事な栄養素の1つであることがわかります。
タンパク質が豊富な食材
肉類(牛肉・豚肉・鶏肉 等)・魚類(イワシ、マグロ 等)・チーズ・卵・大豆 等々
また、タンパク質の摂取は質のよいタンパク質を摂取することが重要となります。効率よく質のよいタンパク質を摂取するためにはプロテインもおすすめです。
ビタミン類
よく肌の不調は「ビタミン不足」ともいわれるように、ビタミンは肌にとってかかせないものです。特に、乾燥肌に必要なビタミン類は以下の通りになります。
ビタミンA
角質層にある天然保湿因子を生成したり、皮膚や粘膜を正常な状態に保つはたらきがあります。不足すると角質層の保湿力が低下してしまいます。
ビタミンAを多く含む食材
鶏レバー・うなぎ・ホタルイカ・卵・紫蘇・人参・かぼちゃ
ビタミンB群
ビタミンB群はターンオーバーを正常に保つはたらきがあります。不足してターンオーバーが乱れることで、乾燥をはじめとした肌トラブルが現れるようになります。
また、ビタミンB群は水溶性ビタミンなので、水に溶けやすいです。食材を調理するときは野菜を煮た汁を一緒に飲むようなレシピをおすすめします。また、加熱によって栄養を少し失ってしまうものもあります。生で食べることができるものは生で食べるとより効率よく栄養を摂取できます。
ビタミンB群を多く含む食材
豚肉・レバー・納豆・卵・大豆
ビタミンE
ビタミンEは血行をよくし、新陳代謝を活発化させる効果があるといわれています。
また、抗酸化作用がありますので細胞にダメージを与える活性酸素をやっつけてくれる効果もあります。
ビタミンEを多く含む食材
ごま・アーモンド・ナッツ類・大豆・アボカド
ビタミンC
ビタミンCはターンオーバーを正常に保つ働きがあり、コラーゲンの生成を促します。
また、ビタミンCはビタミンB群と同じく水溶性ビタミンですので、生で食べることが効率よく摂取できるコツとなります。そのため、そのままの状態で摂取できるフルーツがおすすめです。
ビタミンCを多く含む食材
パプリカ・モロヘイヤ・はちみつ・芽キャベツ・ゴーヤ・イチゴ・アセロラ・柚子
1日に必要なビタミンCは100mgと言われており、これを摂取するためにはかなりの量を食べなければなりません。効率よく少量でビタミンCを摂取するにはこちらをおすすめします。
乾燥肌に天敵の食べ物って?
香辛料
香辛料は肌への刺激を与えてしまうものです。少量の摂取は発汗作用を促し、うるおいをもたらしてくれますが、肌への刺激はかゆみを引き起こし、そのかゆみが乾燥を増幅させます。辛いものが好きな方も、肌のためにとおもって少し我慢しましょう。
アルコール
アルコールと乾燥肌は一見無関係に見えますよね。しかし、アルコールは大量の水分を奪っていくのです。
アルコールが体内に入ると肝臓がアルコールを分解しようとします。ここでつかわれるのが大量の水分です。お酒のようにアルコールが含まれた水分は分解には使われないため、肝臓はアルコールを分解するために身体や肌の水分を肝臓に送るように指示します。
そうすると、肌の水分が奪われ乾燥を招いてしまうわけです。
お酒はほどよく飲む程度におさえましょう。
冷やした食べ物
夏になるとアイスクリームや冷やしたきゅうりを食べたくなりますよね。
しかし、冷えたものは血行不良をまねき、血行がわるいと肌の代謝も正常に行われなくなります。乾燥肌だけでなく、冷え性も招いてしまうので摂りすぎには要注意です。
まとめ
食事で身体の中からうるおいを!
いかがでしたでしょうか?
普段、乾燥肌を気にすると一番先に思いつくことは保湿クリームや化粧水による「外側からのケア」です。
しかし、自分の食生活を思い出してみてください。ファストフードにインスタント食、偏ったダイエット食…等、知らないうちに自分の身体を「乾燥肌」へと向かわせていませんでしたか?
肌をつくるのは人が摂取する栄養です。
外側からのケアも大切ですが、肌をつくる元の「食事」から気をつける習慣をつければ、時間はかかるものの、あのかゆくて仕方がなかったカサカサ肌から一転、潤いのあるしっとり肌に変わることができるかもしれません。
そうすれば、見せることが恥ずかしかった荒れた肌も見せることに自信が持てる日がきます。
今日から食生活を見直して、身体の中から乾燥肌を改善してみませんか?
2018/03/30